

キャベツは切り方によって食感がちがってくるよ。
千切り(せんぎり)
主にサラダやお好み焼き、揚げ物のつけあわせに使う切り方。切り方によってしゃきっとしたり、ふんわりとした仕上がりになるんだ。
ざく切り
3〜4cmの一口大に切ることで、炒め物や煮物に使用します。
短冊切り(たんざくぎり)
幅1cmくらいの長方形に切る方法で、炒め物や和え物、汁物などに使われるよ。ベーコンなどほかの食材と同じ大きさに切りたいときに使うね。均等な大きさで見た目も良く、火の通りも早い切り方だよ。
ちぎる
ふぞろいにちぎることで、キャベツの繊維(せんい)の食感が楽しめるよ。サラダなど生で食べるときにちぎることが多いよ。

キャベツの葉を手ではがそうとすると、葉がちぎれちゃうときがあるよね。ここで上手な葉っぱのはがし方を紹介しよう。まず、芯のまわりに包丁を入れて芯を抜き取る。キャベツを水にくぐらせてラップに包み、電子レンジで2分ほど加熱。すると、キャベツがしんなりしてきれいにはがせるようになるんだ。少しだけ使いたいときは、芯の周りに包丁を入れて手で1枚ずつはがそう。半分にカットしたキャベツも、芯を取り除いてから切り口から手ではがしてね。ちょっとしたことだけど、普通にはがすのとはだいぶちがうんだ♪

トンカツ屋さんにあるような、細くてきれいなキャベツの千切りを作ってみよう。最近ではキャベツ専用のスライサーというのもあるけど、そんな道具を使わなくても包丁1本で作れたら格好良いよね。
たくさん切る場合
- まず、キャベツを縦半分に切ろう。
- キャベツの芯を切り落とし、さらに縦半分に切ろう。
- 手でしっかり押さえて、切りやすい高さにしよう。包丁は中心部を使って、引いて切ろう。
芯を切り落とさないで切る方法もあるよ。その場合は、芯が残るように包丁の刃の角度を変えながら切っていくんだ。
少しだけ作る場合
キャベツを使いきれないときは、外側から使ったほうが、キャベツがいたみにくいんだよ。それに外側の葉のほうが仕上がりがきれいになるという特ちょうもあるんだ。
- 茎の部分に包丁を入れて、葉を1枚ずつはぎ、厚みをそいで数枚重ねて巻こう。
- そこを繊維にそってトントンと切ろう。
ポイント
キャベツの千切りは、繊維に直角に切るとやわらかい千切りになり、繊維にそって切るとしゃきっとした千切りになるんだ。また、同じ切り方をしてもキャベツの種類によって仕上がりがちがってくる。春キャベツはやわらかいので細く切ろうとすると崩れることがある。その場合、水に放ってしゃきっとさせよう。冬キャベツは肉厚なので崩れにくく、細く切るのに向いているよ。また、細く切ったほうがサラダにしたとき、ドレッシングが絡みやすくなるんだ。

キャベツをゆでるときは、芯の硬いほうから鍋に入れ、さっとゆでよう。春キャベツはすぐにやわらかくなるから注意してね。ほかにも水を切らない状態でラップをかけ、電子レンジで加熱するという方法もあるよ。

キャベツの使い方をおぼえたら、食材やキャベツを上手に使い分けて料理してみよう!
