キャベツ畑
きゃべつ
キャベツの流通
普段私たちはスーパーや八百屋さんなどでキャベツを買うことができるよね。キャベツはどのように収穫され、お店に並ぶのだろう。キャベツの葉がしっかりと巻いて玉が大きくなった頃、収穫の時期をむかえる。お店に並ぶまでには、どんな人たちの手に渡っているんだろう。

キャベツの流通について

若葉私たちが普段食べているキャベツはどのようにして生産者から私たちのもとに届いているんだろう?
そんな疑問に詳しくせまってみたいと思います。

収穫期の農家の一日

朝4時〜起床
朝5時頃〜収穫と出荷作業
正午〜昼食
昼1時〜防除や除草作業
夜6時〜夕食

キャベツの収穫

農家苗を畑に植えてから約70日。
キャベツが一面に広がる畑はとてもきれいな風景だよ。
朝早い時間から収穫が始まるんだ。
キャベツの玉の部分を包丁で切り、その場に置いていくよ。

キャベツの収穫に参加してみよう!

キャベツを育てている地域では、キャベツの収穫を体験させてもらえる農園があるよ。キャベツの採り方のコツを教えてもらったり、採れたてのキャベツを食べさせてもらえるんだ。近くにキャベツを育てている町があったら、問い合わせしてみよう。

キャベツの箱づめ

たくさんのキャベツが切り採られていく。箱づめ係の人がダンボールの箱を並べる。切り取ったほうを下にし、少しななめにして、ていねいにキャベツを箱につめていくよ。みんなで手分けして作業するんだね。ダンボールには生産者の名前やキャベツの数、予冷のマークが表示されているよ。

キャベツ専用のダンボール

キャベツの箱は、専用のダンボールを使っているよ。昔は、カヤの俵につめていたんだけど、ダンボールが使われるようになったのは、今から30年ほど前のこと。どんなダンボールなのかというと、防水加工がしてあって、高原で採れても、朝つゆや霧(きり)にぬれても大丈夫な箱なんだ。10kg入りの箱には、L玉で8個、LL玉で6個、M玉で10個入るよ。

農薬散布・防除作業

農薬散布や防除作業によって、キャベツを病気や害虫から守っているよ。大型トラクターに噴霧器をつけて、農薬をまいていくんだ。機械を使うことによって、ずいぶんと作業が楽になったんだよ。

いよいよ出荷!

箱につめられたキャベツは、トラクターで運ばれるよ。トラクターには大きなかごがついていて、1度にたくさんのキャベツを運ぶことができるんだ。

集荷所にキャベツが集まる

キャベツは集荷所に集められるよ。集荷所に集まったキャベツは、村にある、予冷庫に運ばれるよ。キャベツの品質や大きさなど検査をするんだ。集荷所で検査することもあるよ。

予冷庫の役割

予冷庫では冷蔵処理をして、鮮度を保ったまま出荷される。予冷ことで、キャベツが休眠状態に入るんだ。予冷の方法には、12時間かけて冷やす「通風予冷」と、約35分で冷やす「真空予冷」がある。通常は通風予冷をするけど、やわらかくて傷みやすいキャベツや、遠いところへ運ぶキャベツは、真空予冷にするんだ。もし予冷しなかったら、キャベツはくさったり傷んで、30%は捨てることになってしまうんだ。

全国の市場やお店へ

予冷庫までは中型のトラックで運ぶけど、全国へ運ぶのは大型のトラックだよ。東京や東北などは保冷車で、九州や沖縄など、遠い地域へは、冷蔵装置のあるコンテナや、冷蔵車を使って運ぶんだ。だから、キャベツを低温で新鮮なまま運ぶことができるんだ。また、キャベツを新鮮なうちに早く届けるため、夜、車の少ない時間に走っているんだよ。

卸売市場では

市場も冷やす設備が整ってきて、キャベツが収穫されてから、お店に並ぶまで、鮮度を保つことができるようになっているんだ。このしくみを「コールドチェーン」というんだ。市場につくと、トラックからキャベツの箱が降ろされ、産地別に山積みにして、「せり」を待つんだ。最近では、大型スーパーが農協と直接取り引きをしているので、活気はなくなってきたんだ。

農協では

農協(農業共同組合)では、各市場の動きを見て、それぞれの市場に出荷する数を決めているよ。農協では、ほかにも農業の技術指導、土壌の診断、農薬や肥料の研究、品種改良、肥料づくりなどを行っているんだ。農協で手が回らないところは、農業試験場にお願いしているんだよ。

農業試験場では

農業試験場では、農作物の新しい品種の開発やさまざまな研究・調査・分析を行っているんだ。

それぞれのお店の工夫

八百屋さんでは

八百屋さんでは、いい品を手に入れようと、先取りをしたり、野菜を車に積んで、お客さんのところへ移動販売するなどの工夫をしているよ。先取りとは、市場でせりが始まる前に買うことをいうよ。スーパーのような価格競争の面では負けるけど、いいキャベツを手に入れようとしているんだ。

スーパーでは

スーパースーパーでは、自分たちの青果センターを持って、農協から直接輸送してもらっているよ。農協との取引は、本部の青果部というところで行っているんだ。スーパーによっては、パッケージセンターというのを作って、キャベツをラップで包んだり、野菜を袋づめしているよ。また、スーパーには「蘇生庫(そせいこ)」という部屋があって、湿度90度、温度5〜7度に保たれているよ。キャベツは一度そこで保管され、売れ残った場合も蘇生庫で保管されるんだ。

安心で美味しいキャベツを求めて

私たちはスーパーや八百屋さんでキャベツを買うことが多いよね。でも最近では、有機栽培や減農薬のキャベツに注目が集まって、消費者グループが直接農家から買うことも増えているんだ。農家の人がどんな人で、どんな風に作っているのかを知っていれば、安心して食べることができるよね。直接農家から買うことで安く手に入れることもできるんだ。