キャベツ畑
きゃべつ
キャベツを育ててみよう
キャベツは暑さに弱いけれど、ポイントをおさえれば、作りやすい野菜だよ。肥料や水を与えたとき、キャベツはどんなふうに生長するかな?
家の庭や学校の畑で、キャベツの葉が丸く玉の形になるところを観察しながら育ててみよう。

おうちできゃべつ作り

キャベツの品種は300種類もあるんだ。春まき・夏まき・秋まきと、種まきの時期に合わせて種を選ぼう。

種まき

直径5cmくらいのポットに、野菜用の土を入れて水をやり、1鉢に2粒ずつ種をまこう。上から軽く土をかぶせて。水は真夏日なら1日に1回、春や秋なら2日に1回を目安にしよう。

間引き

種をまいて2週間、本葉1枚目が開きはじめるころ、元気の良いものを1本残して、もう1本ははさみで切ろう。双葉の形がきれいなもの、茎が太いものは残して、細かったり、虫に食われていたり、色がまだらになっているものは取りのぞくんだ。

畑の準備

畑は、日当たりと水はけの良いところを選んで用意しよう。苗を植える3〜7日前に、畑を深さ20cmほどたがやしてから、ちっ素:リン酸:カリ=15:15:15の肥料を、土とまぜあわせていく。ウネの幅は60cmくらい、ウネの高さは湿気の多いところは高く、乾燥しやすいところなら低めに作ろう。苗と苗の間かくは30〜35cm間かくにしよう。

定植

種まきして1ヶ月頃、本葉が3〜5枚になったら、畑に植えよう。苗を植えるために、苗の土が少しかくれるくらいの深さの穴をほり、苗をポットから出して植えるんだ。上から水をたっぷり与えてね。

キャベツは連作が嫌い

同じ作物を同じ土で作ることを連作というよ。キャベツは連作が嫌いなんだ。連作をするときは、落ち葉の堆肥や腐葉土などを加えてキャベツが育ちやすい土にしてあげてね。

きゃべつをじっくり育てよう

キャベツを育てる環境をととのえたら、次はキャベツとじっくり向き合おう。肥料は少なすぎても、あげすぎてもいけないんだ。腕の見せどころだね。

追肥

外葉が大きくなってきたら、肥料を与えよう。最初に畑にまいたときと同じ、ちっ素:リン酸:カリ=15:15:15を30gばらまく。さらに葉が結球したときに、同じように30g与える。追肥をしたら土よせをしよう。

土よせ

定植して30〜40日たったら、雑草が生えてこないように土よせをしよう。株もとの土を軽くたがやして、ウネ間の土を株もとに寄せておくことを土よせというんだ。土よせは、キャベツが大きくなる頃には、葉がいたんでしまうので、2回目の追肥が終わるころになったら、終わりにしよう。

水やり

水も少なかったり多かったりすると、育たないんだ。水やりは、暑い日なら朝と夕方の2回、雨が降らないときは4〜5日ごとに与えよう。

結球の様子

日光キャベツは、寒さから身を守るために、茎が成長せず、葉が地面にはりつくという特ちょうがある。外側に日が当たって茎が伸びないので、葉が出てきたときに立ちあがって内側に曲がってくるんだ。

  1. 葉が地面にはりついた状態で葉ができてくる。これをロゼット状という。
  2. 茎が伸びずに葉がつくので、あとからできた葉は開くことができず、葉が立ち上がる。
  3. 外側の葉っぱが18〜21枚になる頃、太陽の光が外側に多くあたるようになる。外側の葉の成長は早くなり、内側は湾曲(わんきょく)する。これが結球のはじまり。
  4. 次々できてくる葉は湾曲して、中心の葉を包むように成長し、大きな玉になる。

いよいよ収穫!

横幅が18〜20cm、重さが1.5kgくらいになったら、収穫にちょうど良い時期だよ。葉に光沢があって、指でキャベツを押したときに、かたくなっていれば大丈夫。左手でキャベツを押さえ、ちょっと傾けた状態で外葉を3枚ほどつけて茎から切り落とそう。さらに外葉を1枚残すようにして、茎を切り落とすと、きれいに収穫できるよ。

コラム

病気や害虫に気をつけて!

キャベツは虫たちのエサとして好まれているよ。虫を見つけたら、すぐに取り除こう。

根こぶ病

カビの仲間で、根に大きなコブを作る病気。酸度を調節したり、根こぶ病に強い作物を作ることで防ぐことができるんだ。

黒腐病(くろぐされびょう)

細菌が発生することで菌が入ったところが水ぶくれになって、黒くなる。薬を使うことで直すことができるよ。

軟腐病(なんぷびょう)

傷口から細菌が発生することで土に近いところの葉から腐って溶けたようになる。雑草を生やさないようにし、肥料の与え方に注意したり、傷を作らないように手入れをすることで予防できるよ。

アオムシ

モンシロチョウの幼虫。キャベツの葉をたくさん食べるので、穴だらけになったり、ひどいときは葉脈だけが残るときもあるんだ。

アブラムシ

群れになって汁を吸ったり、ウイルスを作ったりするよ。キャベツの生長が遅れたり、変形したり、葉が汚れたりするんだ。

コナガ

葉の裏を薄く食べる虫。幼虫は葉を食べ、成虫は葉脈のあたりに卵を産みつけるよ。